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2019年1月 1日 (火)

耐震改修例

☆━━━ 耐震改修例 ━━━☆

 

【 石場建て、伝統構法の建物 】

(柱を据え石の上などに載せた、コンクリートの基礎に固定していない建物)

 

※伝統構法の建物は基本的にすべて限界耐力計算にて補強設計をしています。

現在の構法は地震に対して建物をがっちり固めて耐えようという考えで、それに対して伝統構法は、固めすぎるとどこかが壊れて一挙に破壊する。だからある程度揺れて力をかわして耐える、という考えに基づいてます。

※コンクリートの布基礎は基本的に作りません。一般的に固める方法よりは設計費はアップしますが、工事費用はその分よりも安くなります。

 

◆K邸  ’15(平成27)年度

築約85年(推定) 

リフォームと同時に施工。 所謂“古民家改修”

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過去のリフォームによる新建材をほとんど撤去して、元々ある梁・天井を見せるように改修。

見えていなかった梁・天井は予想していたよりも程度が良く、味わいもある状態。

階段も工夫し、蹴上を小さく踏面を大きくして勾配を緩めた。

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耐震リングと荒壁パネルによる補強

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完了状況

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◆O邸  ’16(平成28)年度

築約80年

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差し鴨居の無い町家タイプ。

屋根は過去に土無しに葺き替え済み。

地盤の関係もあって、耐震リング以外にも補強材を床下・小屋裏に多く設ける必要があるとの判断で、差し鴨居がある建物と比べると面積当たりの補強金額は多少アップした。

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◆K邸  ’16(平成28)年度

築約100年(推定)   

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玄関周りには新建材によるリフォームがなされていたが、撤去後は壁は土壁、天井は張らずに梁・屋根下地を見せるように改修。

屋根は葺き替えず土・本瓦葺きのまま補強設計。

耐震リングによる補強  足固め適宜新設

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屋根、壁、その他傷み修繕。

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この後木部は周囲に合わせて着色塗装

 

◆O邸  ’16(平成28)年度

築約52年

昭和39年築としては珍しく伝統構法の建物。差し鴨居も大きい。

屋根・内外壁とも土。

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Iimg_7394 荒壁パネル、耐震リング、小屋裏補強材。

 

◆M邸   ’17(平成29年)度

築約110年

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この家も屋根は土の上に本瓦葺きのまま補強計算を行った。

リフォームで設けられていた石膏ボード下地張りボテの壁を、荒壁パネル仕様に改修。左官仕上。

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耐震リング等補強

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【現代の構法の建物】 

(一般的なコンクリート基礎に土台を固定する構法)

 

◆H邸  ’11(平成23)年度

外壁下地に構造用合板張り。金属板張り復旧。

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P1330508 押入内補強のため布基礎新設

金物による補強

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P1330883 構造用合板張り新規耐力壁

補強場所・内容は、工事中とその後の居住者の生活や費用のことなど諸々を総合的に判断して設計します。

 

◆ M邸 ’18(平成30)年度

Img_2073 元店舗に使われていた室の中を補強

X9y23 X9y23img_2111 新規筋交い、金物

X9x321 構造用合板張り新規耐力壁

この後下地張りの上クロス貼り、天井復旧して完了。

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