門前の墓
檀家寺の門前に、先祖代々とは別に戦死した祖父の墓がある。
三十代で4人の子を残して中国南部で鉄砲の弾に当たり死んだと又々聞きくらいで伝え聞いている。
出征する時の本当の気持ちは知る由もないし、高度成長とともに命の危険もなく育った者にとっては理解することは難しい。
国破れてから70年以上時間が過ぎると、山河は多少変わっても空は関係なく日々の変化の繰り返し。
このツバメたちは親兄弟身内?
南へ発つ時期は近いのかな? どこまで行くのやら?
また日本に帰って来られるのはどのくらいの数なのか?
列に付いて行けないものにまた来る春は・・・戦争など無くても生きていくのは危険だらけ。
里山や自然を紹介する番組で“命めぐる”とか“命にぎわう”とか言うけども、言い換えれば“命奪いあう弱肉強食の世界”
食べられる立場の虫や動物に生まれなくてよかった、などといつも思ってしまう。
人間に生まれてよかったと思えるのもこの時代のこの国に生まれたからなのかもしれない。
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