禅寺と白寿の現役翁
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興国寺の夏期講座なる会へ行ってきた。
知り合いの建築士さんが参加できなくなったので、その代わり。
うずさんのところに向かう途中であり、前々から一度寄ってみようかと思っていたし、友人のサイトにも少し前に画像などがアップされたりしていた。
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興国寺は紀州由良にある臨済宗妙心寺派の寺院で、鎌倉時代創建。当初は真言宗だったらしい。
日本の金山寺味噌はここから広まり、醤油発祥の元となる。虚無僧の始まりの寺でもある。
外側が龍、内側に虎の彫り物。なにか意味・由来があるのだろうか?
参道の橋には「洗心」と彫られてある
堂宇は天正の戦乱で秀吉勢により消失したが、慶長年間に紀州の領主であった浅野幸長(よしなが)が再興しました。
床のカーペットの下は瓦の四半敷き。禅宗の寺の特徴です。ちなみに善福院釈迦堂はちょっと敷き方が違います。天井に龍もありません。
禅宗でなにか呼称があるのでしょうか? 紙垂(しで)状のものは布かな?
夏期講座の内容は、最初は大方丈にて住職の老師によるお話。
二番目は本堂に移り松岡滋氏のクラシックギター演奏。
副題は「ギター音楽二〇〇年の歴史を辿る」
画像左に置いてあるのは、古いタイプのギター。云わば進化前のギターのご先祖。
志村禅保氏の尺八との共演。
その後大方丈に戻り昼食前に座禅。と言うてもほんのさわりのようなことですが、それでもそんな程度の知識も無かったので、それなりに「なるほどそうか」などと感心したりして・・・
最後は来年で齢三桁にならんとする霊験あらたかな(?)日野原重明氏の講演。
姿勢こそやや斜めに前傾してますが、話はしゃんとして力強さを感じます。
踊ってるのではありません。日野原氏の指揮にて定員250名という方丈大広間に溢れんとする聴講者一同が「ふるさと」合唱。(あやかりたいと合掌されたかたもおられたやも)
この方が今も理事長を務める聖路加国際病院の旧棟は、藤森輝信(元? 今も?)建築探偵によると「流血と笑いの図像だらけ」。
ぜひ一度行ってみたいが、それより藤森氏の話を聞きたい。一回だけ某大学にて講演を聴いたことがあるが、大盛況の大混雑だった
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