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2011年8月28日 (日)

禅寺と白寿の現役翁

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興国寺の夏期講座なる会へ行ってきた。

知り合いの建築士さんが参加できなくなったので、その代わり。

うずさんのところに向かう途中であり、前々から一度寄ってみようかと思っていたし、友人のサイトにも少し前に画像などがアップされたりしていた。

        *

興国寺は紀州由良にある臨済宗妙心寺派の寺院で、鎌倉時代創建。当初は真言宗だったらしい。

日本の金山寺味噌はここから広まり、醤油発祥の元となる。虚無僧の始まりの寺でもある。

Dscn0262 参道下の山門

Dscn0265 Dscn0283

外側が龍、内側に虎の彫り物。なにか意味・由来があるのだろうか?

Dscn0255 参道の橋には「洗心」と彫られてある

Dscn0145 Dscn0121 本堂

Dscn0243 Dscn0244

堂宇は天正の戦乱で秀吉勢により消失したが、慶長年間に紀州の領主であった浅野幸長(よしなが)が再興しました。

Dscn0192 床のカーペットの下は瓦の四半敷き。禅宗の寺の特徴です。ちなみに善福院釈迦堂はちょっと敷き方が違います。天井に龍もありません。

Dscn0185 上から見た伽藍

Dscn0124 Dscn0198 看門寮

Dscn0207 右から読みますが、アズマ ツカサさんではありません。

禅宗寺院ではこれDscn0206のことです 。

Dscn0210 杉の大木に注連縄のようなものが巻かれてます。

禅宗でなにか呼称があるのでしょうか? 紙垂(しで)状のものは布かな?

Dscn0195_2 庫院(くいん)=庫裏とのこと。

Dscn0143 大方丈横の枯山水庭園

Dscn0149 北側にも庭園

Dscn0152 寿命が尽きこれから土に還るアブラゼミが軒下に。

夏期講座の内容は、最初は大方丈にて住職の老師によるお話。

二番目は本堂に移り松岡滋氏のクラシックギター演奏。

副題は「ギター音楽二〇〇年の歴史を辿る」

画像左に置いてあるのは、古いタイプのギター。云わば進化前のギターのご先祖。 

P1310871_2 志村禅保氏の尺八との共演。

その後大方丈に戻り昼食前に座禅。と言うてもほんのさわりのようなことですが、それでもそんな程度の知識も無かったので、それなりに「なるほどそうか」などと感心したりして・・・  

最後は来年で齢三桁にならんとする霊験あらたかな(?)日野原重明氏の講演。

姿勢こそやや斜めに前傾してますが、話はしゃんとして力強さを感じます。

Dscn0231 踊ってるのではありません。日野原氏の指揮にて定員250名という方丈大広間に溢れんとする聴講者一同が「ふるさと」合唱。(あやかりたいと合掌されたかたもおられたやも)

この方が今も理事長を務める聖路加国際病院の旧棟は、藤森輝信(元? 今も?)建築探偵によると「流血と笑いの図像だらけ」。

ぜひ一度行ってみたいが、それより藤森氏の話を聞きたい。一回だけ某大学にて講演を聴いたことがあるが、大盛況の大混雑だった

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