老朽化とは?
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神戸にある川鉄初代社長・西山弥太郎を顕彰する施設、「西山記念館」が閉鎖されるという。
記事中の文に、「1975年」にできた建物が「老朽化が著しく・・・」とある。
特にこの建物とか建築家がどうこうという以前に気になることがある。
皮肉っぽい言い方をすると、
昭和50年といえば築36年。建築主と施工者が大会社で、有名な建築事務所の手によってできた建物が36年で老朽化著しいとは。そのへんの名も無き工務店が建ててもそうはならん。
素直に言うと、
本当に使用できないくらい老朽化してるのか?何をもって老朽化というのか?
「老朽化」という言葉は、建て替え・取り壊しの理由としては大変都合がよい。
これを理由としてまだまだ使用に耐える建築物が取り壊され、元のものより寿命の短い建物が作られるのはよくあることである。
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コメント
>>大変都合がよい。
地元のいろいろな建物が頭に浮かびました。
投稿: 彩雲4号 | 2011年1月21日 (金) 22:17
あの時案内してもらった他にもいろいろあるんでしょうねぇ
投稿: onigawara | 2011年1月21日 (金) 23:28