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2010年4月13日 (火)

谷間に鎮座する“顔”

仕事で出かけた帰路、気まぐれでいつもは通らない脇道を選択して某ICへ向かう。

地元民以外はあまり通らないような田舎の道。T字交差点にさしかかり左に曲がるため右方向を確認。その時黄色い屋根らしきものの端部が雑木林の頭越しにチラッと見えた。

わざわざステアリングを逆に切らなあかん程のものが見えたわけではない。道路幅もそこそこ広く見通しもよい交通量の少ない道でなかったらそのまま通り過ぎたと思う。

どうせまた土地に似合わぬ“なにこれ”的な家があるんやろと思いつつ、なにかに導かれるように数十メートル逆方向に車を走らせたその先に見たものは(小枝所長ではあるまいし、前置きが長い・・・

P1030965

こういう家があるということは前から知っていた。しかし和歌山県、というより近畿にあることさえ知らなかった(場所など全然関心が無かった)

予期せずいきなり遭遇したこの顔は、低い丘が連続する地形の浅い谷の奥に鎮座していた。

見たことはないが和歌山市内にあるという首から上だけの仏像(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E9%87%8F%E5%85%89%E5%AF%BA%E3%81%AE%E9%A6%96%E5%A4%A7%E4%BB%8F)とは違った意味で、より強い存在感があるやもしれない。

何も申し上げることはありません。なんとかイズム、ナントカ主義、サステナブル、エコ・・・そんなものは超越しています。強いて言えば“なんじゃこりゃ”系の正統派 プロヴァンス風だとかナンヤラ風なんぞという家はこの潔さ(?)は見習わなければいけません。

もしも丘をいくつも越えて歩いて来て視界が開けたところにこれを見たら、岩壁に穿たれた磨崖佛に遭遇したかのように不覚にも感動してしまうことでしょう。

P1030964

端正な顔立ちで、見つめる眼差しのその方向は・・・? はるか南、太平洋の彼方でしょうか。

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とまぁ仰々しく書いてみましたがそんなに大層にスペースを割いて採り上げるほどのネタではありません。ただあまりにも直接的な形状をしたものが場違いなところにいきなり現れたので、軽く感動しただけです

残念なのは、この顔の間近まで出向き、内部を見てみたいという欲求を満たすべく次の行動をとることを憚る自分自身の小心さか。

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コメント

私は知らなかったけど、旦那は知ってました。
今は誰も住んでいないとか・・・本当かな??

投稿: スズ | 2010年4月14日 (水) 10:41

結構有名なんでしょうかねぇ?
住んでないならギョーテン物件で小枝所長の出番です。

投稿: onigawara | 2010年4月14日 (水) 15:05

珍百景決定ですね!

投稿: 東洋島 | 2010年4月14日 (水) 20:14

カエルの橋もこの近くですで2~3分くらいかな。

投稿: 鬼瓦 | 2010年4月15日 (木) 11:26

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