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2010年1月27日 (水)

モデュール

住宅の設計は特に制約などない場合はいつも基本的に本間(ほんけん=関西間、京間)で行なっている。

柱割りではなく畳の寸法(六尺三寸×三尺一寸五分)を基準に部屋の内寸を決め、柱寸法を加えてる。そこに必要と状況に応じて細かい寸法を割り振ったりしていく。

少し前に設計士仲間から「今はそんなことせぇへん・・・大工に迷惑やで・・・」とか言われたけど、幸いうちがお願いしてる複数の大工さんたちからそんな苦情も聞いたことはない。(影でも言われて無いと思う、たぶん・・・お願い言わんといて

一昨年、かつて一回だけプレカットで建てた。その際担当してくれたオペレーターさん(見た目が普通の事務服を着たOL風)が非常に優秀な方で、本間で間くずれ(こう呼ぶらしい 当たり前のことと思ってたのでそれまで知らんかった)がそこかしこにちりばめられた図面を、非常によく理解してくれていた。そう、それには全て意味・必然性があるのです。

プレカットの仕事だけをさせておくにはもったいないと思った。

Img_8056_2  ←そのプレカットの家

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