諫鼓鶏
Nさん宅からぬりもの館にお預かりした漆の椀
以前Mixiでもとりあげたが、これも中国の故事「諫鼓苔生す」をあらわした絵柄と思う。
http://kotobank.jp/word/%E8%AB%AB%E9%BC%93%E8%8B%94%E7%94%9F%E3%81%99
昨今では、官製ではない民によるマスコミの報道がさしづめこの「諫鼓」にあたるのか。
近頃また一段とこのマスコミという鼓の音がかまびすしい。
「我々の後には国民がいる」と言い権力やオカミにたてつくのは、正義感に基づくものに違いないと思ってます。
が、それを勘違いして、変な思い上りを持ってるのではと感じることも多々ある。自分たちに逆らうことは不届き千万と思ってるのではないかと・・・。
週刊誌の広告の見出しなど見ると、これをまともな報道機関と思えと言われても無理があると思うんですけどねぇ。
新聞でさえ、事実をきちんと伝えるよりも、たいして重要でもない役所などのミスを鬼の首でもとったかのように書いたりする。
先日テレビで新成人がもっともらしく今の政治などを語っていたけど、その考えの基となる前提は、マスコミが書いたり言うたりしてることを鵜呑みにしてるだけ、という感じた。社会に出てもっといろいろなことを見聞きすれば必ずしもそうではないと気づくはず。
これに省みて、建築士も基本的には社会正義の上に立ってるつもりです。それでも同じような勘違いや、善意ながら無知、ということもありますので、疑問を感じたら突っ込んで質問などしてください
そのNさん宅の主屋 ↓
ええ家~
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